20221115日記

 ハンディ掃除機のノズルを作成した。設計は自分で行い製作はDMMの3Dプリントサービスを利用した。設計にはiPadのSphere3Dを使用した。無料で使える割には多機能で非常に使いやすいソフトウェアだ。このソフトで設計した3DモデルをDMM指定のファイル形式で出力し、アップロードすると見積もりをしてくれて、製作可能の連絡がきたらあとは製作依頼を出せば3Dプリンタで出力してくれる。今日その出力結果が届いて、早速掃除機にはめようとしたのだが、上手くはまらなかった。製作したノズルが大き過ぎたのだ。仕方が無いのでヤスリで少し削ったら力を込めればはまるようになった。隙間があるので100%の吸引力で吸えるわけではないが、使う分には申し分ないので、結果としては上々だった。製作費用として一番安い素材を利用しても4,000円程度かかったが、設計から製作依頼まで楽しかったので良しとしよう。

 そもそも何故ノズルを自作したかったのかというと100均にある弁付きの圧縮袋を使いたかったからである。一般の掃除機のノズルを前提に作られているので、手持ちのハンディ掃除機のノズルの形と合わなかったのだ。妻が「これが使えれば便利なのになー」と言っていたのを最近思い出して作ってみた。新しく掃除機を買うのも場所をとるから嫌だったのでノズルの製作を思いついた。たかがノズル程度に4,000円かけるのは高いと思うが他の方法を思いつかなかったのと、自分の作ってみたいという好奇心に勝てなかった。自分の性格なのか作りたい、と思うと1分1秒でも早く製作に取り組みたくなってしまうのだ。寝るときにも「こうしたら良いんじゃないかな」と想像してしまい、まるで遠足前の子供のようにウキウキしてしまうのだ。そのせいで不眠がちという笑えないことになっているのだが。

 実際にこのノズルが活躍するのは寒さが落ち着いた頃になるので、半年くらいは寝かせることになるだろう。今年は5月くらいまで寒かった記憶がある。11月になった今はまだそれほど寒くない。これから寒さが本格化するだろう。ちょっと作るには気が早かったかもしれない。まぁ文字通り腐るものでもないので良いだろう。他にも何か作ってみたいな。今度は玄関の吸気口用のフィルタを固定する器具を作ろうか。それともキッチンのベランダへの扉用の遮熱板を作ってみようか。世間でDIYが流行った理由がわかった気がする。